数理解析 I ・ II 及び基礎数学 I 受講の心得
数理解析 I と基礎数学 I の関係
数理解析 I と基礎数学 I とは、講義の進め方の上でも、成績の付け方の上でも、ひとつの科目と見做します。講義を受ける上では、数理解析 I が週2コマあるのと同じです。成績について言えば、数理解析
I に合格すれば基礎数学 I にも自動的に合格し、同じ点数がつきます。
教科書について
教科書は、一応、指定しておきますが、それに沿って講義する訳ではないので、これでなければならないということはなく、自分に合ったものを選べばよいと思います。いずれにせよ何か一冊、(買うかもらうかして)所有しておくこと。
質問について
質問があればいつでも(話の途中でも)受け付けますので、遠慮無くどうぞ。私の研究室は情報システム工学科2号棟5階にありますので、いつでも質問においで下さい。但し、数学的でない質問(合否の問い合わせ、試験・演習の形式・期日・結果に関する質問等)には口頭ではお答えしません。norip@math.cs.kitami-it.ac.jp宛Subject(題名)をsitumonとしてe-mail下さい。e-mailにて回答します。どうしてもe-mailが使えない場合は、情報システム工学科1号棟2階ラウンジに質問用紙と提出箱がありますので、それに書いて出して下さい。その場合、回答は同じ部屋にホワイトボードに張り出します。
出席について
出席のチェックはしませんので、講義に出る必要の無い人は出なくても構いません。但し、その場合も出席者を通じて情報収集はすること。出席のチェックはしないのですから、聞きたくない人は出席しないで下さい。特に、講義に関係ない私語などで講義を妨害することは絶対に許さないので、そのつもりでいて下さい。
成績の付け方
期末試験は実施しない予定です。成績はレポートと演習で評価します。要求されたレポートをすべて期限内に提出して合格し、講義中に行う演習の全課題に合格した場合にのみ、単位を出します。演習及びレポートの全課題に合格する時期が、早ければ早い程良い点数が、遅ければ遅い程悪い点数が付きます。
レポート提出について
レポート提出については、教務課掲示板に掲示しますので、その指示に従って下さい。レポートを提出しなかったり、期限に遅れて提出した場合は、基本的に再履修してもらいます。(但し、過ちには一回に限り目をつぶることにしますが。)
演習のやり方
演習は、試験ではありませんので、わからないことがあれば遠慮無く教官に質問して下さい。(但し、質問によっては答えないこともある。)また、ひとりひとりに少しずつ異なった問題が配られますので、まわりの人と相談しながらやるのは構いません。但し席を立って遠くの人と相談するのは反則で、席を立った人の答案は没収されます。人の答案を丸写しにしたり、人に教わって内容を理解しないまま答案に書いたりするのも反則で、その答案は無効です。その他教官に不正を疑わせる行為をした場合はすべて、その答案は無効となります。(疑わしきは罰す。)答案は、特に指示の無い限り、演習時間内に提出して下さい。(出来ても出来なくても。)
合格するまでの手順
演習及びレポートの評価は「合」・「否」・「可」に分かれ、「否」・「可」の場合のみ返却されます。「否」の場合は、間違った所を訂正して「敗者復活演習」の時間に提出すれば、これと引き替えに同種の問題を渡されますので、これを解いて(或いは解けなくても)その日のうちに提出して下さい。「可」の場合は、間違った所や不十分な所を訂正して、情報システム工学科1号棟2階ラウンジの「数理解析(鈴木)」と書いた提出箱に投函します。これらの答案に対しても「合」・「否」・「可」の評価が下されるので、「否」や「可」の場合は上と同様にします。以上の手順を繰り返して、指定されたすべての課題について「合」になって初めて、数理解析・基礎数学氓ワたは数理解析に合格となり、単位が出ます。
採点結果の発表
採点結果は「星取表」として、情報システム工学科1号棟2階ラウンジのホワイトボードに張り出します。「合」は○、「否」は●、「可」はレで表示します。採点済の答案(演習及びレポート)は、「否」と「可」のものだけ返却します。返却の仕方は、まとめてクラスの代表に渡す場合と、情報システム工学科1号棟2階ラウンジのホワイトボードにマグリップでとめておく場合とがあります。
敗者復活演習
「敗者復活演習」は、演習に合格しなかった人が再挑戦する為の演習の時間で、講義時間中に行われる場合と、補講の形で行われる場合とがあります。特に補講として行う場合には、教務課掲示板に掲示しますので、掲示板に注意していて下さい。 敗者復活演習に参加出来るのは、原則として、「否」の答案を正しく直して持ってきた人のみで、これと引き替えに新しい問題をお渡しします。講義を欠席するなどして、演習を受けられなかった場合は、自分で用意した紙に、受けられなかった課題と同種の問題とそれに対する解答を書いて、敗者復活演習の時に持って来れば、新しい問題をもらうことが出来ます。
敗者復活演習は試験ではないので、わからない所があれば教官に質問したり、まわりの人と相談したりしても構いません。答案を教室外に持ち出したり、計算機を使ったり、教官が特に許可したもの以外を参照したりした場合は、その日の答案は無効とします。その他教官に不正行為を疑われた場合はすべて、その日の答案は無効とします。
敗者復活演習の答案は、当日中に使用教室の教卓の上に置いて下さい。翌日以降に提出したり、教卓以外の場所(例えばラウンジの提出箱)に提出したりした場合は無効です。
「否」や「可」の答案がなくなったとき
「否」や「可」の答案を紛失した場合は、原則として再履修してもらいます。但し、一回に限り大目に見ますので、紛失した旨をnorip@math.cs.kitami-it.ac.jp宛Subject(題名)をsitumonとしてe-mailするか、質問用紙に書いて提出箱に入れること。翌日以降に同じ問題をお渡しします。
返却されるはずの答案が返却されなかったり、答案を提出したはずなのに星取表の自分の欄だけ空欄だったりした場合は、その旨をnorip@math.cs.kitami-it.ac.jp宛Subject(題名)をsitumonとしてe-mailするか、質問用紙に書いて提出箱に入れること。
答案提出の形式
講義中の演習や敗者復活演習の答案及び宿題のレポート等は特に指示がない限りB4サイズの用紙のみを使用して下さい。用紙の表面に書き切れないときは裏面に書き、裏面も一杯になった場合にのみ用紙を追加して下さい。その際には、各用紙表面の上部に学科学年出席番号氏名および(あれば)e-mail
addressを書くこと。以上の規定、及び教官がその都度定めた規定に反する答案は提出しても無効であり、廃棄する場合もあります。
情報システム工学科1号棟2階ラウンジの提出箱に提出してよいのは、特に指示された場合を除き、演習の「可」の答案と宿題のレポートのみです。特に、演習の無印答案や「否」の答案を入れてはいけません。
クラブ活動や病気による欠席について
そもそも出席を取らないので、欠席の理由を問題にすることはありません。欠席届を提出したい場合は、情報システム工学科1号棟2階ラウンジの提出箱「数理解析(鈴木)」に入れて下さい。(但し、くどいようですが、そもそも出席を取らないので、欠席届には何の効力もありません。)とは言え、講義にも敗者復活演習にも殆ど出られないような特別な理由がある場合は、あらかじめ御相談下さい。
電子的情報伝達
希望者には、休講・補講・答案返却などの情報をe-mailにていち早く配信しますので、e-mailを受け取れる環境にある人は上記アドレスにメイル下さい。講義関連の情報は、http://math.cs.kitami-it.ac.jp/~norip/kamoku.htmlにもありますので可能な方は御覧下さい。