解析学 I・解析学 I 演習 受講の心得


電子的情報伝達
連絡は基本的に情報処理センターから各人がもらっているアカウントにe-mailでします。それ以外のアドレスへの配信を希望する人はnoripあっとまーくmail.kitami-it.ac.jpに学科学年氏名と「電子的情報伝達希望」と書いたメイルを下さい。また再履修の人は履修届を出しただけでは履修を認めません。必ずe-mailを下さい。講義関連の情報は、http://math.cs.kitami-it.ac.jp/~norip/kamoku.htmlにもありますので併せて御覧下さい。

「解析学 I 」と「解析学 I 演習」の関係
「解析学 I 」と「解析学 I 演習」とは、講義の進め方の上でも、成績の付け方の上でも、ひとつの科目と見做します。講義を受ける上では、解析学 I が週2コマあるのと同じです。成績について言えば、解析学 I に合格すれば解析学 I 演習にも自動的に合格し、同じ点数がつきます。

教科書について
教科書は指定しませんが、理科系大学1年生向けの微積分の教科書を何か1冊所有しておくことを強くお勧めします。(多変数のテイラー展開について説明してあるものを選んで下さい。)

質問について
質問があればいつでも(話の途中でも)受け付けますので、遠慮無くどうぞ。私の研究室は14号館5階にありますので、いつでも質問においで下さい。但し、数学的でない質問(合否の問い合わせ、試験・演習の形式・期日・結果に関する質問等)には口頭ではお答えしません。noripあっとまーくmail.kitami-it.ac.jp宛Subject(題名)をsitumonとしてe-mail下さい。e-mailにて回答します。

出席のチェックおよび私語について
出席のチェックはしませんので、講義に出る必要の無い人は出なくても構いません。但し、その場合も出席者を通じて情報収集はすること。出席のチェックはしないのですから、聞きたくない人は出席しないで下さい。特に、講義に関係ない私語などで講義を妨害することは絶対に許さないので、そのつもりでいて下さい。

遅刻について
講義に大きく遅刻して出席する人がいた場合、「わかるように説明する」という原則からすると、その人にはそれまでの講義内容を前提とせずに同じ説明を繰り返さねばならなくなります。講義は時間割上の(補講の場合は掲示の)講義開始時刻より少し後に開始しますので、それ以上遅刻する場合は出席を御遠慮下さい。講義に続いて演習・小テストを行う場合がありますが、演習・小テストにだけ出席するのは特別な理由がない限りお断りします。

欠席した場合
欠席した場合は、出席者を通じて情報収集をして下さい。講義の時の配布物を欠席者にあとからお配りすることはありませんが、講義ノートはwebからダウンロード出来ます。小テストはあらかじめ予告しますのでなるべく欠席しないようにして下さい。演習は予告なしに行いますので、欠席した場合は後述の「敗者復活演習」で対応して下さい。

成績の付け方
成績は基本的に期末試験で評価します。小テストや演習で合格した課題に対応する期末試験問題は免除となります。講義中の質問回数に応じて期末試験の点数に加点されます。なお、期末試験を無断で欠席した場合は、原則として再履修となります。

宿題について
週1回程度宿題を出します。13号館2階ラウンジのホワイトボードにマグリップで留めておきますので、宿題配布を知らせるメイルが来たら取りに行って下さい。受け取ったら次の回の講義までに解答しておいて下さい。宿題は講義時間の最初に回収します。

演習・小テストのやり方
講義時間中に「演習」や「小テスト」を行うことがあります。「演習」の場合は、ひとりひとりに少しずつ異なった問題が配られますので、まわりの人と相談しながらやるのは構いません。但し席を立って遠くの人と相談するのは反則で、席を立った人の答案は没収されます。人の答案を丸写しにしたり、人に教わって内容を理解しないまま答案に書いたりするのも反則で、その答案は無効です。
答案は、特に指示の無い限り、時間内に提出して下さい。(出来ても出来なくても。)「小テスト」の場合は全員同じ問題ですので、となりの人の答案を見たり、隣の人と話したりしてはなりません。「演習」・「小テスト」いずれの場合も、わからないことがあれば遠慮無く教員に質問して下さい。(但し、例えば、「これで合ってますか?」というような質問には答えない。)

採点結果の発表
「演習」・「小テスト」の 採点結果(「星取表」)はe-mailで各人にお知らせします。合格は○、「否」は●、「可」はレで表示します。採点済の答案は、「否」と「可」のものだけ返却します。

答案返却の方法
採点済の答案は、13号館2階ラウンジのホワイトボードにマグリップで学科ごとにまとめて留めておきますので、答案返却の知らせがありましたら速やかに取りに来て下さい。なお、個人情報保護の観点から、希望者には情報棟5階鈴木範男研究室にてこちらから指定した日時(大抵の場合、金曜日の午前8:30から8:40まで)に直接手渡しもしますのでe-mailにてお申し出下さい。

「可」や「否」の答案が返ってきたら
「可」・「否」の答案ともに書かれたコメントに従って加筆訂正して下さい。この際、消しゴムや修正液等は用いず、訂正する部分に×印をするなどして訂正する前の状態が後からでもわかるようにして下さい。答案の「可」印は、成績の「優・良・可」とは関係ありません。大体理解しているようだが正解ではない、くらいの意味です。答案に書かれたコメントに従って訂正し、随時、情報棟2階ラウンジの提出箱「数学序論・解析学I(鈴木)」に提出して下さい。 一度「可」になった答案が「否」になることは余りないのですが、理解していなかったことが露呈すると「否」になって返ってくる場合もあります。
「否」答案を「可」や合格にするには、通常「敗者復活演習」に参加する必要があります。下記をお読み下さい。再試を行う場合もあります。いずれにしても掲示等でお知らせするまでお待ち下さい。

敗者復活演習
「敗者復活演習」は、演習に合格しなかった人が再挑戦する為の演習の時間で、講義時間中に行われる場合と、補講の形で行われる場合とがあります。特に補講として行う場合には、e-mail・web page・学務課掲示板の掲示でお知らせします。敗者復活演習に参加出来るのは、原則として、「否」の答案を正しく直して持ってきた人のみで、これと引き替えに新しい問題をお渡しします。講義を欠席するなどして、演習を受けられなかった場合は、自分で用意した紙(B4でなくてもよい)に、受けられなかった課題と同種の問題とそれに対する解答を書いて、敗者復活演習の時に持って来れば、新しい問題をもらうことが出来ます。
敗者復活演習は試験ではないので、わからない所があれば教員に質問しても構いません。答案を教室外に持ち出したり、電卓やスマートフォン等を使用したり、担当教員が特に許可したもの以外を参照したりした場合は、その日の答案は無効とします。
敗者復活演習の答案は、当日中に使用教室の教卓の上に置いて下さい。翌日以降に提出したり、教卓以外の場所(例えばラウンジの提出箱)に提出したりした場合は無効です。

「否」や「可」の答案がなくなったとき
「否」や「可」の答案を紛失した場合は、直ちに、紛失した旨をnoripアットマークmail.kitami-it.ac.jp宛Subject(題名)をsitumonとしてe-mailして下さい。翌日以降に同じ問題をお渡しします。
返却されるはずの答案が返却されなかったり、答案を提出したはずなのに星取表の自分の欄だけ空欄だったりした場合は、その旨をnoripアットマークmail.kitami-it.ac.jp宛Subject(題名)をsitumonとしてe-mailして下さい。

答案提出の形式
講義中の演習や敗者復活演習の答案及び宿題等は特に指示がない限りB4サイズの用紙のみを使用して下さい。用紙の表面に書き切れないときは裏面に書き、裏面も一杯になった場合にのみ用紙を追加して下さい。その際には、各用紙表面の上部に学科学年出席番号氏名を書くこと。綴じずに各用紙ばらばらのままで提出すること。(用紙サイズが違ったり綴じてあったりするとフィーダー付きのスキャナーでスキャンするときに紙詰まりをおこし最悪の場合故障につながります。)
ただし特に指示された場合はその指示に従って下さい。

答案提出方法
週1回の「宿題」は指定された講義の時間の最初に集めますので、そのときに提出して下さい。後から提出する場合は提出箱に入れて下さい。
演習の「可」の答案は13号館2階ラウンジの提出箱に投函して下さい。教員に直接手渡そうとしたりしないで下さい。
演習の「否」の答案は敗者復活演習のときに手渡しして下さい。それ以外のときに渡そうとしたり、新しい問題と交換でなく置いていったり、提出箱に入れたりしてはなりません。
ただし特に指示された場合はその指示に従って下さい。

クラブ活動や病気による欠席について
そもそも出席を取らないので、欠席の理由を問題にすることはありません。欠席届を提出したい場合は、13号館2階ラウンジの提出箱「数学序論・解析学(鈴木)」に入れて下さい。(但し、くどいようですが、そもそも出席を取らないので、欠席届には何の効力もありません。)とは言え、講義にも敗者復活演習にも殆ど出られないような特別な理由がある場合は、あらかじめ御相談下さい。